関節リウマチの症状が進行すると、先ほど述べたようなタイミング(運動時痛)でなく、じっとしていても痛む(安静時痛)ようになります。 これは炎症性疼痛と呼ばれる、滑膜の炎症がもたらす痛みであり、湿気や気圧の低下などの影響を受けると強くなります。 また、腫れている部分を押しても痛み(圧痛)を感じられるのが特徴です。
リウマチの痛みは?
関節リウマチの患者さんが感じる痛みは、主に関節の腫れや関節が破壊されることによる痛みです。 そのため、痛みのでやすい身体の場所は、指、足、ひじ、膝などの「関節」であるのが関節リウマチの特徴です。
リウマチの痛み部位は?
関節リウマチでは特に指、手関節、肘、膝、足関節などで痛みと腫れが生じます。 また、一般的に右半身の関節に症状が出ると、左半身の同じ箇所の関節にも症状が認められます。
リウマチかどうか調べるには?
関節超音波検査は、リウマチの早期診断に使われます。 また、個々の関節の炎症の程度を知ることもできます。 CT検査は、首 ( 頸椎 ) や太もも ( 大腿骨頭 ) の病変、間質性肺炎などをみるのに有効です。 MRI検査では、骨の中で起こっている炎症や滑膜の増殖の度合い、骨びらんなどが早くからわかります。
リウマチ いつも痛い?
関節リウマチの初期の痛みは常に痛むわけではなく、よくなったり悪くなったりを繰り返しながらじわじわと進行する場合が多いです。 発症初期は、じっとしている時はほぼ痛みません。 腫れている部分を押した時に痛んだり(圧痛)、動かした時に痛み(運動痛)を感じます。