リウマチのかかり始めには、熱っぽい、からだがだるい、食欲がないなどの症状が続いたり、朝方に関節の周囲がこわばることがあります ( 図1 ) 。 その後、小さな関節が腫れ、やがて手首やひじ、肩、足首やひざ、股関節など全身の関節に拡がっていきます。
リウマチとはどういう症状ですか?
主な症状は、関節の痛み、腫れ、朝のこわばりなどです。 手足の指、手首に症状を認めることが多いですが、肘、肩、膝、足首などにもみられます。 症状は左右対称に複数の関節に出ることが多いですが、片側のみや、少数の関節にしか出ないこともあります。 手指の第一関節は稀で、その場合は変形性関節症などを疑います。
リウマチの進行症状は?
関節リウマチの初期症状は、関節の炎症に伴うこわばり、腫れと痛み、発熱などです。 病気が進行すると関節の軟骨や骨が破壊され、関節の脱臼や変形などが生じるようになります。 さらに関節破壊が進むと、日常生活や家事、仕事に支障が出て介助が必要になるなど、生活をする上での機能障害が進行します。
リウマチ 初期症状 どこから?
関節リウマチの症状は、朝起きてから30分以内くらいに最も出やすく、日中や夜は落ち着くのが特徴です。 その意味で、朝の身支度や朝食の準備などは初期症状に気づくことができるかもしれません。 関節リウマチは女性に多く、痛みや腫れの症状は手指の第2関節に出るのが典型的で、左右対称になりやすいことが知られています。
なぜリウマチになるのですか?
関節リウマチの原因は完全には解明されておりませんが免疫の異常によるものと考えられ、細菌やウイルスの感染、過労やストレス、喫煙、出産やけがなどをきっかけに発症することもあります。 関節リウマチ発症のしやすさに遺伝的な要因があるのは確かのようですが、発症に関する要因の大部分は、感染症や喫煙などの環境要因なのです。