予定日よりも早く生まれた赤ちゃん(早産児)、生まれつき呼吸器や心臓に病気を持っている赤ちゃん、免疫不全をともなう赤ちゃん、ダウン症候群の赤ちゃんは、RSウイルス感染症の予防注射(シナジス)が保険適応となります。 RSウイルス流行期には毎月1回筋肉内投与を行い、RSウイルスに感染したときの重症化を抑えます。
RSウイルス ワクチン 何回?
RSウイルス感染症の流行期に月1回注射します。 なお、同一月に2回以上注射できません。
RSウイルスとは なんの略?
RSウイルス(RS-virus)は、Respiratory Syncytial Virusを略したものです。 Respiratory は「呼吸の」と言う意味で、呼吸器系のウイルスであることを示します。 Syncytial は、「syncytiumの」と言う意味です。
RSワクチン いつまで?
シナジスは投与後、約1か月で体内から消失してしまいます。 そのため、RSウイルス流行期中に1か月に1回の投与が必要です。 通常はRS流行期の9月から翌年の4月まで投与します。
RSウイルス どんな咳?
細気管支炎では38.5℃以上の発熱は少ないですが、咳がひどいのが特徴です。 症状は、水のような鼻水、鼻づまりから始まり、次第に、ひどい咳、むせるような咳 、呼吸数が多くなる多呼吸や肋骨の下がへこむ陥没呼吸などの呼吸困難の症状が悪化し、呼吸をさぼり突然死につながる無呼吸を起こし重症化することがあります。