皮膚では皮膚表面の脂肪や水分を保ついろいろな物質が減少し、皮膚表面の水分が保てなくなり、皮膚は乾燥し、かさかさした状態になります。 さらに、真皮の細胞や線維、皮下脂肪も減少し、皮膚の弾力性が低下し、皮膚の張りが無くなり、しわも増えてきます。 このため圧迫や摩擦・ずれなどの物理的刺激に対する抵抗力が低下します。
褥瘡予防 保湿 なぜ?
乾燥した皮膚は細菌などの異物が侵入しやすい状態 皮膚が乾燥すると角層がひび割れて隙間だらけとなり、アレルゲンや細菌などの異物が侵入しやすい状態になります。 よって、乾燥した状態は皮膚障害への準備段階にあり、保湿による予防的スキンケアが必要です。
褥瘡 清潔ケア なぜ?
皮膚は汗や尿、便などが付着し、いつも湿ってい ると、皮膚を保護する作用が低下し、褥瘡(床ず れ)が出来やすい状態になります。 褥瘡を作らな いためには皮膚を清潔に保つようスキンケアを行 うことが大切です。
褥瘡 皮膚の清潔 なぜ?
④ 身体の清潔保持尿や便などの排泄物や汗が皮膚に付着した状態が続くと、皮膚への刺激が加わってしまうため、丁寧に拭き取り、いつも清潔にします。
褥瘡 なぜおこる?
褥瘡(床ずれ)は、皮膚の同じ部分(特に骨が突出している部分)への圧迫が持続することで起こります。 ベッドのマットや布団、車いすなどにより外から圧迫を受けると、体の中では皮膚や皮下脂肪、筋肉などを押しつぶそうとする力、左右に引っ張ろうとする力などがかかります。