これを調査結果で見てみましょう。 日本褥瘡学会が行った2013年の実態調査では、一般病院における褥瘡発生部位の順番は、①仙骨部(47.2%)、②その他(16.4%)、③尾骨部(16.0%)、④踵骨部(12.4%)、⑤大転子部(10.7%)、⑥坐骨結節部(5.9%)、⑦腸骨稜部(5.3%)となっています。
褥瘡が生じやすい部位で正しいのはどれか 解説?
仰臥位では背側が基底面となるため、仙骨部は褥瘡の好発部位となる。 その他の部位では後頭部、肩甲骨部、踵骨部なども褥瘡となりやすい。
褥瘡好発部位 なぜ?
褥瘡の好発部位は 限局性の圧迫が褥瘡の原因となりますが、身体のなかでも骨突出部などによく発生します。 圧迫力がじかに組織へ影響しやすく、とくに皮下組織が少ないからです。
仰臥位で褥瘡が最も起こりやすい部位はどこか?
褥瘡は骨が突出し、体圧の集中する部位に多く発生します。 仰臥位で最も多いのは仙骨部で、次いで後頭部、踵骨部です。 側臥位では腸骨稜部、大転子部、外果部など、坐位では尾骨部、坐骨部などに多く発生します。
褥瘡について正しいのはどれか 円座?
円座を用いることで皮膚が引っ張られ、接触する部分の血行が悪くなり褥瘡を悪化させるため、円座は使用しないよう指導することが正しい。