褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです .褥瘡の治療について · 褥瘡の予防について · 用語集
褥瘡 何日でできるか?
症状 褥瘡が発症すると約1週間から3週間までの間は急激に創部が変化するので、急性期褥瘡と呼びます。 この時期は皮膚の赤み(発赤)が持続したり、腫れたり(浮腫)、水ぶくれ(水疱)ができたり、表皮が剥がれたり(びらん)します。
褥瘡 何時間でできる?
血流が途絶えた時間が長くなれば、その部位の組織が壊死してしまい褥瘡を生 じることになります。 一般に 2 時間以上圧迫が持続すると褥瘡の危険性が高くなります(このため、体位 交換の目安を 2 時間にしていることが多いのです)。 骨が突出した場所では、突出部位の皮膚に高い圧が かかるため褥瘡ができやすくなります。
褥瘡 何期?
深い褥瘡が治ってゆく過程で、褥瘡の表面の色に変化があります。 通常は「黒色期」、「黄色期」、「赤色期」、「白色期」の順で推移します(資料3)。
褥瘡の観察点は?
軽度の褥瘡は、皮膚の赤み〔発赤(はっせき)〕として観察されます。 続いて水疱(すいほう)ができ、びらんを起こします。 さらに圧迫が続くと、皮下組織、筋肉と組織の損傷が深くなり、壊死に陥った組織が脱落して潰瘍を形成します(図1参照)。