血液やリンパ液に流れ出たがん細胞は全身の臓器に転移し得ますが、乳がんの場合、リンパ節、皮膚、骨、肺、肝臓、脳への転移が比較的多くみられます。
乳癌はどこに転移しやすい?
乳癌から転移しやすいのは、リンパ節、肺、骨、脳、肝臓など。 その中で最も多いのが、乳房から近いリンパ節です。 その次に多いのが血液循環の中心となっている肺、そして骨の部位となっています。
乳がん 転移 どうやってわかる?
リンパ節に転移している場合、その部分にしこりができることがあります。 たとえば、腋の下や首の周りのリンパ節に転移しているとしこりが触れることもあります。 また、腋の下のリンパ節に転移していると、リンパ液の流れが滞るために腕がむくんだり、腕につながる神経を圧迫するために腕がしびれたりすることがあります。
乳癌 骨転移 どこ?
乳がんの術後10年以上経っても骨に転移することがあります。 転移の多い部位は,腰椎(ようつい),胸椎(きょうつい),頸椎(けいつい)といった椎骨(ついこつ)(背骨)や,骨盤,肋骨(ろっこつ),頭蓋骨(ずがいこつ),上腕骨(じょうわんこつ),大腿骨(だいたいこつ)などです。
乳癌の再発部位は?
初再発がどこに起こりやすいかをみると骨29.1%、肺19.2%、局所リンパ節15.2%、局所皮膚12.1%、肝8.2%、胸膜5.7%、遠隔リンパ節4.5%、脳2.6%の順です。