最初は軽い痛みですが、徐々に強い痛みに変わっていきます。 体を動かしたり、転移した場所に体重がかかると、強く痛むこともあります。 骨が弱くなるため、ちょっとした力がかかるだけで骨折することがあります。 脊髄(背骨の内側にある神経の束)が、がんや骨折などで圧迫され、痛みや筋力低下、手足のしびれや麻痺などが起こります。
肺がん骨転移 痛み どんな感じ?
腰椎(ようつい:腰の骨)に骨転移が起こることで、腰痛が起こります。 骨自体には痛みを感じる神経は通っておらず、骨を包む膜に神経が通っています。 がん細胞が骨の外に進展し、骨を包む膜を圧迫することで痛みを感じるのです。
癌が骨に転移したらどんな症状?
骨にがんが転移しても、初期では症状がほとんどないため気づきにくく、小さな違和感が見逃されることもあります。 しかし、骨転移が進行すると、がん細胞が骨の中の神経を刺激したり、脊髄など周囲の組織を圧迫することで、痛みやしびれ、麻痺などが起こりやすくなります。
骨転移 どうやってわかる?
骨転移の有無や広がりの程度は、骨シンチグラフィー(骨シンチ)やCT、MRIなどの画像検査で確認します。 また、近年の画像技術の進歩に伴い、新たな画像検査方法の実用化が進んでいます。 各種検査方法については、担当医師にお尋ねください。
骨の癌 どんな痛み?
最初は運動時に痛みを感じるくらいですが、進行すると運動していなくても痛むこともあり、足を引きずって歩くようになる場合もあります。 痛みや腫れは数か月から半年程度持続することもあるため、症状が長期にわたる場合は整形外科や骨腫瘍専門医の受診を検討するとよいでしょう。