軟部腫瘍は手足にできることが多いので、患者さんは整形外科を受診される場合が多いと考えられますが、一般の整形外科では診療することがまれな病気です。 からだのどこにでも発生するため、何科を受診すれば良いかわからない場合があり、はじめに皮膚科、形成外科、小児科を受診したり、泌尿器科や婦人科を受診されることもあります。
軟部肉腫は何科?
無計画切除が行われる診療科については一般外科、整形外科に次いで皮膚科、形成外科に多いとされています1)。 また、国立がん研究センター中央病院のデータによると、軟部肉腫無計画切除例の29%が形成外科、25%が整形外科、25%が一般外科、13%が皮膚科によるものと報告されています2)。
軟部腫瘍 どこにできる?
悪性軟部腫瘍は、軟部組織※に発生する悪性の腫瘍(がん)です。 手や足、胴体(体幹)や頭頸部など様々な部位に発生します。 目につきやすい太ももや腕以外にも、おしりや背中などにできることもあります。 多くは、痛みのないしこり(腫瘤)や腫れ(腫脹)がみられますが、一部は痛みを伴う場合もあります。
しこりができたら何科?
皮膚科や形成外科で治療を受けられます。 「くっつき無し」の場合は「ガングリオン」や「脂肪腫」、「脂腺嚢腫(のうしゅ)」などの良性腫瘍が考えられます。
手の腫瘍 何科?
A. 手や指には様々な腫瘍ができます。 ほとんどのものは良性ですが、悪性のものができることもあります。 早めに手外科専門医の診察を受けることをお勧めします。