弱視はそれぞれの患者様で原因が異なり、発症年齢や発見される年齢もそれぞれ異なっていますので、一概には言えません。 しかし、弱視は早期に発見され適切な治療が受けられれば、その予後は概ね良好であると言えます。 適切な治療のためには、眼鏡装用、健眼遮閉や点眼の治療をご家庭で継続して行って頂くことが非常に大切です。
弱視治療はいつまで?
また、弱視の種類や程度にもよりますが、一般的には視力改善の見込みがあるのはだいたい8歳ころまでといわれています。 9歳だから治療は手遅れとは考えずに、可能性が少しでもあるのであれば積極的に治療を行います。 ここであきらめたらお子さんの視力は一生向上しないため、後悔がないよう頑張って治療をすることをお勧めします。
弱視の治療法は?
弱視治療の基本は、まずは眼鏡装用です。 眼鏡で矯正して網膜にピントをきちんと合わせ、鮮明な像を脳に送り、視機能の発達を促すことが必要です。 片方の目のみが特に悪い場合には、健全な方の目をアイパッチで遮閉したり、アトロピン等の目薬をいれて一時的に見えにくくしたりして、悪い方の目の発達を促す方法をおこないます。
弱視の視力回復は?
斜視や乱視、遠視、眼瞼下垂などによる弱視は、根気よく遮閉をつづけますと視力が0.8~1.0以上に回復します。 大切なのは御家庭で遮閉をつづけることです。 視力の回復には6ヶ月~2年かかります。
弱視はどれくらいから?
「矯正視力が 0.3 未満」であり、めがねやコンタクトレンズを使用しても視 力が十分に出ない状態を弱視という。