どうしてサメの歯は何回も生えかわるの? サメやエイなどの『軟骨魚類』は、たくさんの卵から、哺乳類よりも未熟な状態で生まれてきます。 しかも、生まれたときから親に頼らずに生きていく必要があります。 だから、生まれたときから歯が生えており、成長する体に合わせて、歯も生えかわるのです。
サメ 歯 何回も生え変わる?
実はサメの歯は「多生歯性」といって、何度でも生え変わるんです。 だから歯並びは均一にはならずバラバラです。 ギザギザの歯がバラバラのサイズで並んでいる、それが余計にサメのあの凶暴な風貌をつくっているんですね。
サメの歯はどうなってるの?
人の歯の根の部分は歯槽骨という骨に覆われていますが、サメの歯は歯槽骨に覆われておらず骨の表面に乗っているだけです。 骨の表面にある歯ぐきによって支えられているだけなのです。 そのため脆くなってくると抜け落ちていき、後ろの歯がそこに上がってくる仕組みです。
なぜ歯が生え変わるのか?
あごが小さい子供のときは小さい歯が生えていて、あごが成長して大きくなると、そのあごにぴったりの、大きい歯に生えかわるのです。 また、大人の歯は本数も多くなります。 子供の歯は全部で20本ですが、それが生えかわると奥歯が生えてきて最後にはふつう32本になります。
サメの歯は何本ありますか?
サメは一生のうちに2万本以上の歯を使うと考えられているそうです。 サメの種類によりますが、歯の数は200本位。 多いものでは3000本もの歯が、ガーッと口を開けた時に並んでいるそうです。 ご存知のとおり、人の歯は永久歯が生えたらのあとは、何も生えてきません。