けがの治療や手術などが終わったばかりの傷跡を見て、「この後、この傷跡はちゃんと薄くなるのかしら?」と不安になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
傷跡 白くなる なぜ?
白い傷跡は、正常なメラノサイトがいる皮膚が再生せずに、線維に置き換わってしまうほどの深い傷や幅広い傷が原因。 メラニン色素が少なくなるので、傷の部分だけ、白抜けしたような状態になります。
擦り傷跡の赤みは?
順調に傷跡が落ち着く場合でも、治癒後にいったん赤みが生じます。 赤みは、拡張した毛細血管の増加が原因で起こります。 必ずおこる現象ですが、通常は3ヶ月~半年で赤みが退くことが多いです。 赤み以外におこる現象として、色素沈着(しみ)と色素脱出(白く色が抜ける)があります。
傷跡 何ヶ月?
瘢痕は、通常数カ月から1年ほどの間に成熟し、次第に目立たなくなっていきます。 手術による傷(切開創)が癒合までに要する時間は、欠損した皮膚の大きさや深さ、傷の部位などによっても異なり、個人の体質も影響するため、一概に何カ月ということはできませんが、たいていは1ヵ月から長くても3ヵ月ほどで元に戻ります。
傷の赤みはいつ消える?
大きなけがや事故、手術に限らす、ちょっとした切り傷や擦り傷でも一度できた傷は目立たなくなることはあっても消えることはありません。 傷そのものが治ってからもキズアトの赤みや硬さなどが落ち着くのには半年程度かかると言われています。