良性発作性頭位めまい症は、頭をある特定の位置(例えば上を向く)にしたときに回転性の強いめまいが起こる病気で、めまいは数秒から2? 3分程度で治まります。 原因は、三半規管にたまった耳石の粒が動くことです。
下を向くとめまいがするのはなぜ?
良性発作性頭位めまい症は、「朝、目覚めて起きたら目がまわる」「寝返りするとめまいがする」「洗顔やお辞儀で下を向いたとき」や「目薬をさそうと上を向いたとき」などにめまいを感じるのが特徴です。 内耳の耳石器の耳石が剥がれて生じるもので、60歳以上の女性のめまいは、この病気が疑われます。
下を向くとめまいがする 何科?
しかし、内耳以外が原因のめまいもあるので、何度も症状が出る場合は、一度耳鼻科を受診しましょう。 かかりつけの耳鼻科がない場合は、「めまい相談医」*のいる耳鼻科の受診をおすすめします。 ただし、眼振検査で良性発作性頭位めまい症とはっきり診断できるのは、実は受診者の約25%にすぎません。
頭の位置を変えるとめまい 何科?
朝起きたときや頭の位置を変えたときに、回転性のめまいが繰り返し起こるときは放置せず、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
頭を動かすとめまいがするのはなぜ?
■耳の構造 何らかのきっかけで耳石が剥がれ落ち、半規管のいずれかに入り込むと、中で耳石が動くことでリンパ液の流動が起こり、その刺激でめまいが引き起こされます。 本来、体が回転したときに起こるはずのリンパ流動が少し頭を動かしただけで起こってしまい、回転したような刺激の情報が誤って脳に伝わってしまうのです。