急性上咽頭炎であれば、1回の治療で症状改善し終了となる場合もよくありますが、罹病期間が1年以上の方は治療に時間を要します。 目安として、慢性上咽頭炎の方には週1回の治療でまず10回~15回継続をお勧めしています(慢性の病的炎症を起こした上咽頭粘膜が正常化するには、少なくとも3ヶ月程度を要すると考えられています)。
上咽頭炎 なぜなる?
鼻とのどの間(鼻の奥の突き当たり)を上咽頭といいます。 この部位への細菌やウイルス感染、体の冷え(とくに首の冷え)、疲労、ストレス、空気の乾燥、口呼吸などにより上咽頭炎が起こります。 また鼻炎や副鼻腔炎による鼻漏が上咽頭に流れ、これが慢性的な刺激になることでも、上咽頭炎が起こります。
咽頭炎 どのくらい?
治るまで通常1-3週間かかります。 炎症が強い場合は1カ月近くかかる事もあります。
上咽頭炎は何科?
耳鼻いんこう科を受診しましょう。 上咽頭炎の根本的な治療である、上咽頭擦過治療※(Epipharyngeal Abrasive Therapy:EAT)をおこなっている耳鼻いんこう科を受診すると良いでしょう。
Bスポット治療 いつまで?
目安としては週に1~2回程度の治療をまずは20回を目安に続けることをお勧めしています。 症状が改善すれば終了しますが、完全に中止すると症状がぶり返すため間隔を置いて続けていくこともあります。 アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)をお持ちの方は同時にそれらの疾患の治療も行います。