摂食障害では、必要な量の食事を食べられない、自分ではコントロールできずに食べ過ぎる、いったん飲み込んだ食べ物を意図的に吐いてしまうなど、患者さんによってさまざまな症状があります。 症状の内容によって、摂食障害は細かく分類されます。 代表的な病気に神経性やせ症、神経性過食症、過食性障害があります。
摂食障害 何か?
摂食障害とは「必要な食事をとらない」「食べ過ぎる」「食べた後に吐く」などの異常な食行動が日常生活に支障をきたす疾患です。 極端な食事制限をする拒食症(神経性やせ症)や、大量の食べ物を一気に食べた後に自ら嘔吐する過食症(神経性過食症)など6種類に分類されます。
拒食 どんな?
拒食症は、食べることを極端に少なくし、周囲から見るとやせすぎているのに体重が増えることを恐れ、低体重を維持しようとする行動が目立つ病気です。
摂食障害 入院 何する?
摂食障害に用いられている入院治療で代表的なものに栄養療法や認知行動療法があります。 栄養療法では、当院では摂食障害の患者さんが一番心配されている体重の変動について、入院の場合は呼気ガス法を用いて基礎代謝量を測定し、より正確に経過を予測します。
摂食障害 どんな治療?
治療法は基本的な心理教育や栄養療法の他、心理療法と薬物療法が中心になります。 心理教育では病気に対する正しい知識を身につけ、健康的な食生活に改善するための助言などをします。 栄養療法では、栄養士による助言や、必要な場合は食事以外の補助的な栄養補給などが行なわれます。