女性の月経の周期は、個人差はありますが、約1ヵ月のサイクルの繰り返しとなっています。 一般的な月経周期は、25~38日ごとに、周期の変動は6日以内で、持続日数が3~7日のものを指します。 この条件のうち1つでも当てはまらないものがある場合を、生理不順、あるいは月経不順と呼びます。
生理不順ってどんな感じ?
生理不順とは、生理周期や日数が不規則なものをいい、24日以下で生理がくるものを頻発(ひんぱつ)月経、39日以上で生理がくるものを稀発(きはつ)月経、前回の生理から3か月以上生理がこないものを続発性無月経、18歳を過ぎても全く生理がこないものを原発性無月経と呼びます。
生理不順だとどうなる?
無排卵や、その原因であるホルモンバランスを乱れたままにしておくと、将来妊娠しにくくなったり、肩こり、頭痛、肌あれ、のぼせといった更年期のような症状が早く出たり、閉経が早まって骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まる危険性もあります。 ですから生理不順の人はなるべく早くストレスを解消し、安定した周期にもどしたいもの。
生理不順のよくあることは?
では、「生理不順」とは、実際にどのような症状だったのかを聞いてみました。 「予定日から7日以内のズレがあった」という回答が30.9%で最も多く、続いて「生理周期が不安定だった」22.8%、「生理が1 回分こなかった」13.5%でした。 このように多くの人は、生理周期に数日のズレを経験しているようです。
生理不順の弊害は?
生理不順や無月経のリスク 女性ホルモンの分泌が少ない・あるいはない場合には、子宮萎縮によって妊娠しにくくなってしまいます。 また、女性ホルモンは骨粗鬆症や脂質異常症の発症リスクを低下させて女性の身体を健康に保つ役割を持っているため、分泌がなくなると骨折しやすくなる・脳梗塞や心筋梗塞リスクが上昇してしまいます。