生理痛がつらい時は、鎮痛薬を利用するのも一つの方法です。 生理痛や頭痛に使用する鎮痛薬は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)といって、痛みの原因となるプロスタグランジンの生成を抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。 解熱作用もあることから、解熱鎮痛薬とも呼ばれており、成分によってさまざまな種類が市販されています。
生理痛の薬 いつ飲む?
鎮痛薬には、痛み物質であるプロスタグランジンの産生を抑える働きがあるので、プロスタグランジンが大量に作られる前、つまり痛みが本格的になる前に飲んだほうが効果的なのです。 鎮痛剤は、「そろそろ痛くなりそう」と思ったときに早めに飲むようにしましょう。
鎮痛剤はなぜ効くのか?
炎症が起こると体は痛みの元となる「ブラジキニン」と痛みを強める「プロスタグランジン」という物質が発生しますが、鎮痛薬はその後者の「プロスタグランジン」の発生を抑えてくれます。 そのため、痛みの初期に我慢して「プロスタグランジン」が大量に発生してしまうと、その後に鎮痛薬を飲んでも、効果が出づらくなるおそれがあるのです。
生理痛の薬 何時間おき?
次の1回量を1日3回を限度とし、なるべく空腹時をさけて水又はぬるま湯で服用してください。 服用間隔は4時間以上おいてください。
生理痛 薬 効かない どうする?
鎮痛薬でもなかなか痛みが緩和されない場合は、経口避妊薬(ピル)あるいは生理痛の緩和目的に作られた低エストロゲン・黄体ホルモン配合薬や子宮内挿入リングを使用する方法もあります。