運動中の腹痛の原因は十分にはわかっていないのですが、食事の時間、内容、あるいは胃や腸内の大量のガス貯留などが関与すると考えられています。 運動中に起こる側腹部痛の70%は食後1時間以内に運動を開始したときに起こるといいます。 食後から運動開始までの時間が短いと、胃の中に大量の内容物があり、痛みを起こす原因になります。
横腹が痛くなるのはなぜ?
左のわき腹が痛いのは、脾臓(ひぞう)が全身に血液を送ろうとするから。 脾臓は握りこぶしくらいの大きさで、お腹の左側、肋骨のすぐ下にあります。 血液を貯めておく臓器なので、激しい運動をすると、血液が急激に筋肉などに送りだそうと過剰に働くため、左のわき腹に痛みを感じるようになります。
食後 脇腹が痛い なぜ?
食後、とくに油ものを食べたあとに右わき腹が痛む場合は、胆石を疑ってください。 胆石とは胆のうにできる石です。 なぜ胆のうに石ができるのか、それには消化のしくみが関係します。 私たちの体は、肝臓が出す胆汁という液体を使って脂質を乳化し、小腸で吸収しています。
運動すると脇腹痛い なぜ?
ランニング時の右脇腹の痛みは横隔膜の痛み(痙攣)だといわれています。 ランニングで重い肝臓が大きく揺れるために横隔膜が引っ張られ、そのために強い痛みが出ます。 トレーニング方法のアレンジ(インターバル、ウェイトトレーニング:主に腹筋)などにより予防が可能です。
なぜお腹が痛くなるのか?
1つ目の内臓痛は、消化管が伸(の)びたり縮んだり、けいれんしたりしたときに、内臓の神経を通じて感じる痛みです。 2つ目の体性痛は、腹膜(ふくまく)や腸間膜(ちょうかんまく、小腸を包んで支えている膜)、横隔膜(おうかくまく)といった機関に通っている知覚神経が刺激(しげき)されて起きます。