血液中のカルシウムは一定値(血液100ml中10mg)に保つ必要があるため、余分なカルシウムは骨や血管、細胞に沈着し、石灰化の原因となります。
動脈石灰化の原因は?
血管が硬くなる「石灰化」とは 血管が硬くなるタイプは、血管の中膜の部分にカルシウムが沈着して血管が硬くなる石灰化と呼ばれる動脈硬化です。 石灰化は、高血圧などにより中膜の平滑筋や線維にカルシウムが沈着して硬くなることで起こります。
石灰化するってどういうこと?
関節に「カルシウム」が蓄積している状態を言います。 尿から排泄しきれなかったカルシウムが、年齢とともに体の中(血管内膜や関節内の腱、靭帯)に蓄積してしまう傾向にあります。 但し、カルシウムが蓄積しただけでは、何も起きません。 自己防衛機能でカルシウムを一挙に攻撃し、炎症による激痛が発生してしまうのです。
石灰沈着 どれくらいで治る?
石灰沈着性腱板炎は飲み薬やステロイド注射のみでも3ヶ月以内に70%の方が改善すると報告されています。 実際に急性の症状で激痛を感じていても、痛み止めの内服のみで2週間程度ですっかり良くなってしまうことをしばしば経験します。 保存治療がうまくいかない方は、次のようなケースが多いとされています。
肩に石灰がたまるってどういうこと?
肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。 この石灰は、当初は濃厚なミルク状で、時がたつにつれ、練り歯磨き状、石膏(せっこう)状へと硬く変化していきます。 石灰が、どんどんたまって膨らんでくると痛みが増してきます。