血管が硬くなる「石灰化」とは 血管が硬くなるタイプは、血管の中膜の部分にカルシウムが沈着して血管が硬くなる石灰化と呼ばれる動脈硬化です。 石灰化は、高血圧などにより中膜の平滑筋や線維にカルシウムが沈着して硬くなることで起こります。
血管 プラーク なぜできる?
血中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は、血管の壁に入り込みます。 これを排除しようと、今度は白血球の仲間が血管の中に入り込み、悪玉コレステロールを食べた後に死んでしまいます。 その残骸や残ったコレステロールが、プラークと呼ばれるコブのようなかたまりを作ります。 これが、動脈硬化の直接的な原因です。
冠動脈石灰化 どうなる?
石灰化は動脈硬化の最終像で、血管の壁の柔軟性と弾力を減少させるため、この石灰化が心臓を栄養する血管である冠動脈に多くみられると、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患が起こり易い状態となます。 冠動脈に石灰化のある人は狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患を将来発症する可能性が高いと考えられています。
大動脈の石灰化って何?
大動脈壁の石灰化とは、血管壁にカルシウムなどが沈着し、弾力性や柔軟性を失い硬くなった状態です。 皆さんもよく耳にする動脈硬化という現象です。 大動脈壁の石灰化は、健康診断のエックス線検査でよく見つかります。 それ自体が病気というわけではありませんが、通常、特定の部位だけに起こるわけではなく、全身の血管に起こります。
アテローム形成の原因は?
アテローム性動脈硬化は、動脈の壁が繰り返し損傷を受けることによって引き起こされます。 こうした損傷をもたらす要因としては、高血圧、タバコの煙、糖尿病、高い血中コレステロール値など、様々なものがあります。 アテローム性動脈硬化による血管の閉塞は、心臓発作や脳卒中の一般的な原因の1つになっています。