冠動脈の石灰化とは~動脈硬化と石灰化~ 血管コレステロールのかたまりであるプラークが血管の壁にでき、血管が硬くなることを動脈硬化といいます。 この動脈硬化が進行すると血管の壁にできたプラークに血液中のカルシウムが沈着して時間とともに石灰化という状態になります。 11 мая 2016 г.
冠動脈の石灰化の原因は?
石灰化は、高血圧などにより中膜の平滑筋や線維にカルシウムが沈着して硬くなることで起こります。 血管の石灰化が進行すると、血管が伸び縮みしにくくなってしなやかさがなくなり、血流によるダメージを受けやすくなります。 石灰化はアテローム動脈硬化が起きていない場所にも起こります。
大動脈石灰化って何?
大動脈壁の石灰化とは、血管壁にカルシウムなどが沈着し、弾力性や柔軟性を失い硬くなった状態です。 皆さんもよく耳にする動脈硬化という現象です。 大動脈壁の石灰化は、健康診断のエックス線検査でよく見つかります。 それ自体が病気というわけではありませんが、通常、特定の部位だけに起こるわけではなく、全身の血管に起こります。
冠動脈石灰化スコアの基準値は?
したがって、カルシウム・スコアは冠動脈全体のプラーク量を反映する指標と考えられ ており、カルシウム・スコアにより予後の推定が可能である。 一般には Agatston スコアが用いられており、100 未満は低リスク、100-400 は中等度リ スク、400 以上は高リスクとされている。
冠動脈石灰化のリスクは?
冠動脈のカルシウム(石灰)総量は冠動脈のプラークの総量に比例し、石灰化スコアの数値 が高ければ高いほど、冠動脈の傷みがひどく、今後 10 年以内に心筋梗塞や心臓突然死を 発症しやすくなると考えられます。