水分の多いものから介助する食事を開始する際は、まずは汁物など水分の多いものから食べてもらうことがポイント。 水分の多い食べ物は、胃散の分泌を活性化させるだけでなく、高齢者にとって乾燥した食材よりも食べやすいため、ウォーミングアップ的な役割を担う。
食事介助 なぜ?
「何時にどのくらい食べたか」など、介護職員がしっかりと食事管理をすることで、味覚・嗅覚の衰えによる食べ過ぎや栄養不足を予防し、高齢者の方の健康維持をサポートする役割があります。
食事 前傾姿勢 なぜ?
恐らく食事動作がしづらく、食べ物も飲み込みにくいでしょう。 また、トイレの排泄でも前傾姿勢が大切です。 しっかり前傾姿勢をとることで腹圧をかけやすくなり、尿道や肛門の位置も排泄のしやすい状況になります。 そのため、理想の排泄姿勢は前傾姿勢にあるのです。
食事の姿勢 何度?
食事介助の角度は30度以上を心がけましょう 座った姿勢を維持することが難しい場合には、角度をつけると食べやすいので、 ベッドの背もたれを60度以上起こすと良いでしょう 1)。 しかしそれが難しい場合は無理はせず、ベッドの背もたれを30度程度起こすようにしましょう 1)2)。
食後何分座っておく?
やはり食後30分~1時間程度はゆったり体を休めることが大切です。 ゴロ寝をしたり、ソファや椅子に腰か けても良いでしょう。 ただし、眠ってしまってはいけません。 睡眠状態に入ると、胃や腸の働きが低下して、消化不良を起こしやすくなります。