柿渋には異臭がありますが、乾燥後時間が経つにつれ臭わなくなります。 木材に塗布した場合、1~2週間で、ニオイが薄くなります。 自然素材の臭いでもあり、気にならないと仰る方もおられ、感じ方には個人差があるようです。
柿渋 どんな匂い?
発酵した柿渋液からは、微生物によって酢酸や酪酸などの物質が作り出され、混ざり合うことで得も言われぬ臭いが発生します。 一体どんな臭いなんだ? 気になると思いますが、実際に嗅いだ方は「銀杏の腐った臭い」と言う方が多いようです。
柿渋 いつから?
歴史 文献で最初に記載されているのは10世紀頃であり、漆の下塗りに使用された記録が残っている。 また、衣類に使用したのは、平安時代の下級の侍が着ていた「柿衣」(柿渋色は時に桧皮色とも混同され桧皮着:ひわだぎとも呼ばれた)がその始まりとされる。
柿渋が使われているのはは 傘ですか?
柿渋は、日本の伝統的な天然塗料・染料になります。 柿渋には防腐作用があることから、古くは平安時代に漆器の下塗りに使われたり、即身仏(ミイラ)に塗布されていたりしていました。 また、防水性も高く和傘に塗られたりしています。
柿渋が使われているものがあるのは何か?
柿渋染(かきしぶぞめ)の布はビニール代わり カキタンニンには、水をはじいたり、くさりにくくする作用があるため、化学薬品のなかった昔、柿渋液(かきしぶえき)はたくさん生産され、いろいろな方法で使われていたのです。 紙や布に厚ぬりするとかさやカッパの材料に重宝です(ビニールの代わりですね)。