湿性(断続性)ラ音〈moist rale(=clackle)〉 心不全の際は下肺野、特に背側で湿性ラ音が聴かれることが多い。 全肺野で聴かれることもあるが、ときに片側でより強く聴かれたり、全く片側のみの場合もある。
水泡音 どこ?
水泡音は、吸気初期または全吸気時に「ゴロゴロ、プツプツ」という音が聴こえるのが特徴です。 捻髪音は呼気時に閉塞した末梢気道が吸気時に開放する音、水泡音は気道内の水泡がはじける音と覚えましょう。 なお、水泡音は、末梢肺(肺胞または間質領域の病変)でも聴こえるという例外があることに注意してください。
胸水 どんな音?
胸水の患者さんでは、肺に水があるため、音がぐぐもって(遠くで声が聴こえる感じに)聴こえる。
水泡性ラ音 どんな音?
正常な呼吸音には、気管呼吸音と気管支呼吸音、肺胞呼吸音の3種類がある。 副雑音には、水泡音や捻髪音・笛音・いびき音と呼ばれる4つのラ音と、胸膜摩擦音がある。 ... 副雑音にはラ音と胸膜摩擦音があるラ音名称音の聴こえ方断続性ラ音水泡音 (coarse crackles)ゴロゴロ、プツプツ
湿性ラ音 どんな音?
<要因・症状> 湿性ラ音・捻髪音:空気が微小気道内や肺胞内の粘液中を通るために生ずる不 連続の音でパチパチと聞こえる。 ・水泡性ラ音:気管支内分泌物に空気が当たって生ずる音でブツブツ と聞こえる。 乾性ラ音:気道内に大きな分泌物や閉塞物があるために生ずる連続的 な低いうなり・いびきに似た音。