しこりとは、皮膚や皮下組織にできる腫瘤(しゅりゅう)です。 体の至るところにできますが、硬さ、大きさ、痛みの有無は、原因によって異なります。 徐々に大きくなる場合もあります。 しこりには、良性のものと悪性のものがあります。
乳癌のしこりってどんな感触?
乳房の「しこり」は、腫瘍が1cm以上に大きくなったときに、触って自覚できる異物感のことです。 特に乳がんである可能性が高いのは、硬く、さわっても乳房の中で動かないか動きづらく、痛みのないしこりです。 ただ、しこりが見つかっても、そのすべてが乳がんに起因するものとは限りません。
しこり 癌かどうか?
●しこりの触診 一般的に良性の腫瘍は、触診をすると表面がツルツルとしていてやわらかく、くりくりと動きます。 一方、がんの場合はかたく、表面が凸凹(でこぼこ)としていて、周囲の組織と癒着(ゆちゃく)しているため、あまり動きません。
しこり 何が入ってる?
皮膚で構成された袋状の腫瘤で、袋の中には古くなった皮膚の角質が詰まっています。 腫瘤の中央に針で突いたような小さな穴があいていることがあり、しこりを圧迫すると、まれに、その穴から独特の匂いがする臭いクリーム状の物質が出てくることがあります。 しかし、多くの場合、穴の存在は判りにくく気付かないことも多いです。
腫瘤なぜできる?
腫瘤、と一口に言っても、その発生過程はさまざまです。 原因としては、リンパ節の炎症、唾液腺腫瘍、頸部嚢胞、甲状腺腫瘍、転移がんなどが挙げられます。 比較的容易に治療ができるものから、命にかかわる病気の症状として出現したものまで存在するため、早期受診が望まれます。