においは五感のひとつである嗅覚で感じる感覚です。 においは目に見えませんが、波動として伝わる物理信号である光や音と違って、その正体は化学物質です。 数多くある化学物質のなかでも、私たち人間も含めて陸棲の生物にとってのにおいは、空気中を飛んでくる揮発性の低分子の物質です。
匂い 臭い どっち?
嗅覚で感じられる“におい”の場合、よい“におい”は「匂い」、不快な“におい”は「臭い」と書きます。
嗅覚 なんのため?
嗅覚は原始的な感覚とされていますが、においには多くの重要な役割があります。 原始時代においては、においで危険を察知し、身を守ってきました。 においには、危険を知らせる役割があるのです。 現代でも体調を崩す恐れがある腐敗した食品は、においを嗅いで察知できます。
イソ吉草酸 どんな臭い?
強い酸臭。 チーズ、靴下、汗のにおい。 物質としては、無色の液体、水に4%程、アルコールや油類によく溶ける。
スカトール どんな匂い?
通常インドール、スカトールは濃度との相関が強く、インドール、スカトールは、濃度が高い場合はふん便臭の臭気成分であるが、その濃度が低くなれば芳香性(前者はスミレ、後者はジャスミンや沈丁花)の「におい」となり、香水などの原料として用いられています。