手術中に吐いたりしないよう、患者は手術が始まる8時間前から何も食べられません。 3時間前からは飲むこともできません。 体の中の水分が不足し、手術中に血圧が下がるのを防ぐため、点滴で水分を補うのです。 9 апр. 2012 г.
全身麻酔 輸液 なぜ?
全身麻酔薬は循環抑制作用があり、心拍出量減少、血圧低下をきたすため術前に体液不足がなくても輸液負荷(volume load)により心臓の前負荷を増大し循環を安定させる。
術前 輸液 なぜ?
術前輸液の目的は,①NPO時間による脱水是正,②各患者固有の病態による体液異常の是正,③麻酔導入時の低血圧予防,④術後回復促進などがある。 術前輸液はこれらの要素を考慮して施行する必要がある。
持続点滴 なぜ?
24時間持続投与は、1日を通して一定の量が入るため血糖の乱高下が起きにくく、水分や電解質のバランスが保たれやすいです。 心不全、腎不全などの既往があり過剰な負荷を避ける必要がある場合も24時間持続投与が推奨されます。
点滴 手背 なぜ?
小児(特に、乳幼児~未就学児)のルートは手背にとるのが一般的です。 皮下脂肪が厚いため、前腕などの静脈がわかりづらいこと、血管が細いことが理由です。 また、前腕の神経に触れてしまったとしても、しびれや麻痺などの訴えがうまくできないため(刺入時に泣く場合が多いので)、手首付近は避けることも重要です。