書痙のときは、早めに脳神経内科に相談を! 治療を受けずそのままにしていると、どんどん症状が悪化して、日常生活に悪影響が出るなどの重度の障害が生じる恐れがあります。 また書痙によるストレスから心の病気になることもあります。
書痙の治療法は?
書痙の治療は薬物療法が中心的に行われており、場合によっては心理療法も併用されます。 薬物療法は筋肉の震え(専門的には「振戦(しんせん)」と呼びます)を抑えるトリヘキシフェニジル(主な商品名:アーテン)、 アロチノロール(主な商品名:アルマール)、クロナゼパム(主な商品名:リボトリール)などが中心的に用いられます。
書痙の治療薬は?
内服治療では抗コリン薬、バクロフェン、ベンゾジアゼピンのほかにドパミン受容体という脳の中のスイッチをオン/オフする薬を用います。 他には体内に電気刺激装置を埋め込んで症状を緩和させる定位・機能神経外科手術があります。 手術であり体への負担も大きいことから慎重に適応を決定する必要があります。
パーキンソン病は何科に行けばいいの?
パーキンソン病は脳神経内科の病気としては一般的で多いものです。 症状の心配な方は脳神経内科の一般外来へ受診してください。 かかりつけの脳神経内科主治医から外科治療が必要と判断された方は、パーキンソン病の専門外来を受診してください。
ジストニア 受診 何科?
問題のある筋肉の緊張を緩和するボツリヌス治療や内服治療が有効です。 原因のはっきりしない特発性ジストニアが大半を占めますが、他にも薬剤の影響で発症する遅発性ジストニアや遺伝子異常によって起こる遺伝性ジストニアもあります。 症状が多くの場所に出ている場合には脳神経外科的に治療することもあります。