睡眠の代表的な効果は心身ともに疲労を回復させることです。 睡眠のリズムの中で、深い睡眠(ノンレム睡眠)が得られるほど、体内の修復・回復を促す成長ホルモンが多く分泌され、体内での代謝活動が促進されます。 脳も休まり、自律神経の働きが整うため、ストレスからの回復・耐性も向上します。
なぜ睡眠が必要なのか?
睡眠中は、ただ体を休めるだけではなく、心身の修復や記憶の整理をしています。 まず体は、眠っている間に成長ホルモンを分泌し、疲れをとり、傷んだ部分を修復します。 また、日中に見たことや学習したことを脳に定着させたり、整理したりするのも睡眠の効果です。 つまり、睡眠は心身の休息とメンテナンスのためにあるのです。
レム睡眠のメリットは?
レム睡眠時、身体が眠っている状態なので、脳から身体に指令を送る必要がありません。 そのため脳だけが機能し、記憶や感情などの情報を整理し、脳に定着させたり、いらない情報を消去したりと、効率よく行ってくれるのです。
睡眠の質とは何か?
睡眠の質は体温調節や体内修復・成長に関連するホルモン分泌と相関関係があります。 これらは体内の代謝活動促進・自律神経のバランスを整える要素となります。 睡眠の質を向上させるほど、疲労から心身を回復させる効果があります。 肉体疲労はもちろん、脳のように目に見えない部分に蓄積した疲労を取り除くことは睡眠の大きな効果です。
なぜ人は夜に寝るのか?
睡眠中、人は体を修復するだけでなく脳も休めているのです。 また、眠りは脳を活性化させる働きがあるとされ、睡眠不足では記憶力が低下するといわれています。 昼間は活動し、夜は眠ることによって体と脳を休ませる。 生命維持に欠かせないこの生活リズムは体内時計がコントロールしています。