寝不足になると日中に眠くなるだけでなく、頭がぼーっとしたり、疲れを感じたりします。 また、睡眠不足によって脳が酸欠状態を解消できずに頭痛がしたり、体の機能が低下することで吐き気やめまいが起こったりとさまざまな症状が起こります。
睡眠時間が足りないとどうなる?
睡眠不足だと風邪をひきやすくなったり、高血圧や糖尿病の要因にもなりうることが報告されています。 また、記憶力や感情、パフォーマンスにも大きな影響をもたらすことも報告されており、睡眠不足による経済損失は膨大なものになるといわれています。 必要な睡眠時間を確保することはとても大事なことなのです。
睡眠時間 削る どうなる?
睡眠を削ると、集中力、注意力、判断力、実行機能、即時記憶、作業記憶、数量的能力、数学能力、論理的推論能力、気分、感情など、ほとんどすべての脳機能が低下することが明らかになっています。 睡眠不足の人は、本来持つ能力の3~5割減くらいの能力で、毎日仕事をしているのです。
最低でも何時間睡眠?
年齢によって、必要な睡眠時間は変化します。 10歳までは8~9時間必要ですが、成人になると7~8時間、中年では約6.5時間、65歳では約6時間と、徐々に必要な睡眠時間は短くなります。 これは、年齢に伴う体内時計の変化や、生体機能による睡眠リズムや質の変化に伴うものです。
睡眠不足 なぜ悪い?
睡眠不足が続くと集中力が欠如していきます。 勉強や仕事など集中しなければいけない行動のパフォーマンスが落ちてしまいます。 また日中に極度の眠気に襲われ、一瞬意識が飛んでしまうことすらあります。 特に乗り物を運転する職業の人が睡眠不足状態だと重大な事故を引き起こす可能性もあります。