水質汚染は、時に経済にも大きな打撃を与えます。 農業や化石燃料の使用から生まれる窒素やリンが大量に海に流れ込むと、富栄養化が進み、藻類の大量発生や貧酸素水塊を作り出し、多くの水生生物が死ぬことで漁業にも多大な損失を与えます。
環境汚染が続くとどうなる?
工場や自動車から排出(はいしゅつ)される汚染物質が雲に取りこまれ、酸性の雨をふらせる。 そして森林や農作物が枯(か)れるなど、さまざまな被害(ひがい)をおよぼしてしまう。 オゾン層の破壊も大きな問題になっている。 太陽からの有害な紫外線(しがいせん)を防(ふせ)いでいるのが、オゾン層(そう)。
水質汚濁 いつから?
1.日本の水質汚染の歴史 日本において水質汚染が最も問題となったのは高度成長期ですが、水質汚染による健康被害が最初に確認されたのは明治時代の「足尾銅山鉱毒事件」まで遡ります。 同事件では、銅山から排出された鉱毒が渡良瀬川下流の農作物や農民、周辺の環境に多大な被害を与えました。
海洋汚染が続くとどうなる?
海洋生物の多くが海洋汚染により住みづらい環境ができてしまい、ごみや油、化学物質を取り込むことで大量に死んでしまう生物も少なくありません。 また、これまで産卵などをしていた場所が海洋汚染でできなくなりその数を減らす原因にもなっています。 この状態が続くと、私たちの生活にも影響が現れます。
水質汚染とはどういうことか?
水質汚染(すいしつおせん、water pollution)とは、人間の行動によって引き起こされた湖、河川、大洋、地下水といった水に対する一連の有害影響のことである。 具体的な例として、水道法で定める飲料水の基準を悪化させるとする、細菌の増加、化学物質や有機物増加、色度や濁度の変化などの状態がある。