酸素療法の害ってあるの? 酸素中毒、気道浄化の障害、吸収性無気肺、CO2ナルコーシスなどがあります。 酸素による害には、咳・胸痛・肺の硬化などを発現する酸素中毒や、吸収性無気肺などがあります(2)(表1)。
100%の酸素を吸い続けるとどうなるか?
酸素中毒(さんそちゅうどく)とは、超高分圧の酸素を摂取した場合、またはある程度高分圧の酸素を長期にわたって摂取し続けることによって、身体に様々な異常を発し、最悪の場合は死亡に至る症状である。 特にスクーバダイビングなど、空気あるいは混合ガスを用いての潜水時に起こりやすい。
酸素を取りすぎるとどうなる?
多すぎる酸素はかえって身体に害を及ぼすことがある。 高濃度の酸素を投与し、抗酸化防御機構の処理能力を上回る活性酸素が発生すると、気道や肺が障害される「酸素中毒」が起こるおそれがある。
酸素濃度 どれくらいで危険?
そして、我々医師は通常、肺や心臓に慢性的な病気がない方の場合、SpO2が93%程度になると焦り始め、90%を切ると慌てます。 これは酸素分圧60mmHgに相当し、これを下回ると呼吸不全とされます。
酸素吸入をやめたらどうなる?
たとえば、血流の中の酸素が少ないと、脳では、脳の活動が低下し、注意力や記憶力が低下し、眠れなくなります。 心臓の機能にも影響があり、足がむくんだり、動くとゼーゼーしたり、胸がドキドキしたりします。 肺では血管がけいれんを起こし細くなり、肺動脈の圧が高くなり、その結果心臓に負担がかかります。