その目的 酸素療法とはカニューレやマスクなどを用いて体内に適量な酸素を投与する治療法です。 その目的は、動脈血の酸素化を図り、末梢の細胞組織に十分な酸素を供給することによって低酸素状態の改善をすることです。 22 мая 2017 г.
心筋梗塞 なぜ酸素投与?
心筋梗塞症急性期には全例で酸素投与を行う。 通常は経鼻カニュレまたはフェイスマスクにより2〜5 L/分で開始する。 酸素投与により虚血心筋障害が抑制する可能性があり86)、またST上昇が抑制されることも報告されている87)。
血液中の酸素濃度が低いとどうなる?
血液中の酸素レベルが低下するため、息切れを起こし、皮膚の色が青っぽくなること(チアノーゼ 酸素が枯渇した血液(脱酸素化血液)は、赤色というより青みがかっており、これが皮膚を循環している場合にチアノーゼがみられます。 肺または心臓の重い病気の多くは、血液中の酸素レベルを低下させるため、チアノーゼの原因となります。
酸素療法 なぜ必要か?
酸素療法は、低酸素血症の治療および予防を目的に動脈血酸素運搬能を高め、組織の低酸素状態を改善させるために行う(1)。 酸素は、肺で血液中に取り込まれ、ヘモグロビンに結合し、全身に送られてエネルギーであるATP(アデノシン三リン酸)を産生する。 そのため、その過程で異常があれば酸素療法の適応となる。
酸素入れすぎるとどうなる?
多すぎる酸素はかえって身体に害を及ぼすことがある。 高濃度の酸素を投与し、抗酸化防御機構の処理能力を上回る活性酸素が発生すると、気道や肺が障害される「酸素中毒」が起こるおそれがある。