ストレッチ時に深い呼吸を繰り返すことで、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われ、筋肉がより伸ばしやすい状態になるとされています。 吸う時は交感神経が、吐く時は副交感神経が優位になります。 胸式呼吸は肋骨を開いて肺を膨らませ行う呼吸で、腹式呼吸は横隔膜を上げてお腹を膨らませる呼吸法です。
腹式呼吸はなぜいいの?
腹式呼吸によって得られる最大のメリットは、リラックス効果です。 たっぷりとお腹から息を吸い、ゆっくり静かに吐くことで副交感神経が優位になります。 副交感神経はリラックスしている状態で作用する神経ですが、腹式で呼吸すると、この副交感神経が活発に働くため、気分が落ち着いてきてリラックス効果が得られるでしょう。
ストレッチ 副交感神経 なぜ?
副交感神経が働くと、血管が柔らかくなり、広がるため、ストレッチによって、動脈硬化の予防や血圧を下げる効果が期待できるのです。 また、副交感神経が活発になると同時に大脳の興奮が治まり、腰痛やひざの痛みなど、慢性的な痛みを和らげることができます。
ヨガ 呼吸 なぜ?
ヨガでは、深い呼吸を繰り返しながら体を動かしてポーズを取っていきますが、その呼吸は鼻から吸ってお腹を膨らませ、口から細く長く吐き切る腹式呼吸が基本となっています。 大量の酸素を取り込み、血流やリンパの流れを促します。 代謝アップや脂肪燃焼の促進、デトックスやリラックスなど心身に様々な効果をもたらすと言われています。
なぜ呼吸が大事?
呼吸をコントロールすることで、脳は落ち着く その神経回路は呼吸のリズムによって調整されているため(ゆっくり呼吸をすると回路の活動が低下し、速く呼吸をすると活発になる)、脳がもつ「呼吸のペースメーカー」と呼ばれている。 そしてその回路の活動状態が、感情にも影響を与えることがわかっている。