● たばこが血管にダメージをもたらす たばこには、発がん性物質をはじめとする多数の有害物質が含まれていますが、血管に最もダメージをもたらすのは、血管を収縮させるニコチンです。 たばこを吸うと急激な血管の収縮によって血圧の上昇をもたらし、動脈硬化が進むことで、脳卒中や心筋梗塞などの心・血管病のリスクが増大します。
タバコ血管なぜ?
血管が収縮するのは、タバコに含まれるニコチンの作用によるものです。 血管が収縮すると血流のスピードが遅くなるために、末梢細胞近辺の微小血管で行われる中性脂肪の分解が遅延し、善玉のHDLコレステロールの合成成熟ができにくくなり、動脈硬化部分にたまったコレステロールの抜き取りが悪くなって動脈硬化が進みやすくなります。
タバコを吸ってクラクラするのはなぜ?
ヤニクラが起こるのは、タバコの煙に含まれる化学物質「ニコチン」の血管収縮作用によるものです。 タバコを吸ってニコチンが体内に取り込まれると、血管が収縮して脳の血流が悪くなります。 その結果、脳貧血を起こして頭がクラクラする状態になるのです。
タバコを吸うとどういう病気になるのか?
たばこを吸うと、がんをはじめ、呼吸器疾患、循環器疾患、消化器疾患、歯周病などの病気にかかりやすくなります。 がんは、たばこの煙に含まれている発がん物質が肺から吸収されて血液中に入り、体内の臓器に入ることで発生します。
タバコ どれだけ害?
たばこは、肺がんをはじめとして喉頭がん、口腔・咽頭がん、食道がん、胃がん、膀胱がん、腎盂・尿管がん、膵がんなど多くのがんや、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患、歯周疾患など多くの疾患、低出生体重児や流・早産など妊娠に関連した異常の危険因子である1)-7)。