低置胎盤によって胎児に悪影響を及ぼすことはあまりありませんが、胎盤が傷つきやすいデリケートな状態なので、まれに常位胎盤早期剥離を起こす事があり、出血によって母体が危険にさらされる可能性があります。 特に、出産前に大量出血となると流産・死産になる可能性が高まりますので、気をつけましょう。 14 сент. 2016 г.
胎盤低い どうなる?
低置胎盤は子宮下節に付着しているため剥離面の子宮収縮が弱くなりやすく、通常の止血機能が十分にはたらかず出血量が多くなりやすくなります。 そのため、分娩前後の出血に備えてあらかじめ自己血を貯血しておくこともあります。
胎盤の位置 いつ上がる?
妊娠が進み子宮が大きくなると、胎盤が徐々に上に上がり位置が変わる可能性もあるからです。 そのため、前置胎盤が疑われる場合は妊娠16週ごろから注意深く経過観察し、最終的な判断は妊娠31週末までに行います。 しかし、中には妊娠16週前後でも、胎盤の位置は今後も変わらず前置胎盤であると強く疑われることもあります。
前置胎盤の赤ちゃんへの影響は?
前置胎盤疑い、もしくは前置胎盤の確定診断を受けた場合には、安静にして子宮伸縮を起こさないことが大切です。 それでも子宮伸縮が起こる場合には、子宮伸縮抑制剤が処方される場合も。 前置胎盤になると自然分娩では大量出血や胎盤剥離による赤ちゃんへのリスクが高くなるため、37週末までに予定帝王切開を行う場合が多いです。
胎盤の位置は?
胎盤があるのは、子宮の中。 子宮口から離れた子宮体部と呼ばれる子宮の上のほうにあるのが、正常な位置です。 妊娠初期には、まだ子宮が小さいのではっきりしませんが、妊娠10週以降くらいから、超音波(エコー)検査で胎盤の基になる部分が見えてきます。