遺残胎盤は、癒着等が原因で分娩後も子宮内に胎盤が排出されずに残ってしまう状態を指し、産科危機的出血となることがあります。 遺残胎盤で大量出血した場合には子宮収縮薬を使用し、双手圧迫、長ガーゼ充填等を行い、一次止血を試みます。 14 окт. 2016 г.
胎盤遺残 どうなる?
症状 胎盤遺残の主な症状は分娩後出血です。 分娩後出血は、時期によって産褥早期出血(分娩後24時間以内)と産褥晩期出血(分娩後24時間以降)に分類されていて、胎盤遺残はどちらの時期にも出血の原因となり得ます。
胎盤遺残のリスクは?
胎盤が子宮内に残ってしまった場合(「胎盤遺残」)、女性は大量出血や感染症のリスクが高まり、場合によっては死に至ることもある。 胎盤の用手剥離(訳注:器械を使わず、手で胎盤を出す方法)では、医師が腟から子宮内に手を入れて胎盤を娩出させる。 しかし、麻酔が必要であり、副作用があることも事実である。
胎盤遺残 いつまで?
出産後に子宮に残った胎盤は、出血や感染に問題がなければ、経過観察をしていきます。 自然に排出されることがほとんどです。 残っている胎盤の大きさや血流の状態にもよりますが、現在の様子でしたら、あと2~3カ月ほどでほとんど排出されるのではないかと思います。
胎盤 出ない どうなる?
胎児娩出後も胎盤がまったくはがれないため、出血はみられません。 胎児娩出後、癒着部以外の胎盤ははがれますが、子宮が収縮を妨げられて出血します。 癒着した胎盤の小片が子宮内に残ると 産褥期 さんじょくき の出血や産褥熱の原因になります。