吸引は、どのような時に行うのでしょう? まず、喀痰や唾液などの分泌物がたまったときに行 います。 具体的には、喀痰や唾液などの分泌物は、食 事や飲水などからの刺激や、感情が変化したときに多 くなります。 また先に説明したように、感染などが起 きたときにも多くなります。
痰吸引 なぜ?
①気道がしっかり開いているようにすること(とくに、喉を広げる) ②換気(空気の出入り)のための胸郭や横隔膜の動き(胸郭呼吸運動)がしっかりでき るようにすること(胸を広げる、動かす) ③痰などの分泌物が呼吸を阻害しないようにすること このようなかかわりの一つが、痰などの吸引です。
痰吸引 何時間?
さらに吸引で気道内のair も気 道分泌物と一緒に吸引され、肺胞虚脱や低酸素血症 を招く可能性があります。 1 回の吸引時間は最大でも10~15 秒以内とし、 できるだけ短時間で行いましょう。 吸引している間 は患者と一緒に息を止めて行ってみましょう。 吸引時間は痰が引ける限りやめないの?
痰吸引 何秒?
吸引時間は約10秒から15秒までが目安です。 カテーテルからゆっくり指を離し、回転しながら吸引してください。 吸引する際は、カテーテルを吸引しやすい角度に調整し、痰の色や量、粘稠度を観察しながら吸引を行いましょう。
喀痰吸引とはどのようなものか?
喀痰吸引とは、「たんの吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)」及び「経管栄養(胃ろう、腸ろう、警備経管栄養)」などの医療行為です。 たんの吸引は、痰や唾液、鼻汁を機械で吸引すること。 経管栄養はチューブやカテーテルを使って胃や腸に栄養を直接注入することです。