高血糖が続くと、ソルビトールと呼ばれる特殊な糖や糖化蛋白が水晶体に溜まりやすくなります。 水晶体内に蓄積した糖は水分を取り込もうとして浸透圧が変化し、水分量が増加することにより、水晶体内に濁りが広まるというメカニズムです。 糖代謝異常により細胞膜が破壊され、皮質白内障を発生しやすいとも考えられています。
糖尿病性白内障の症状は?
糖尿病性白内障の症状 一方、後嚢下白内障は水晶体の膜の後ろ側がまんべんなく濁り、早期から強い見えにくさや、まぶしさを感じます。 また、進行スピードも速いため、症状を自覚して2~3カ月後には、激しい視力低下に陥るということもあります。 後嚢下白内障となっている場合は、早期に治療する必要があります。
糖尿病でも白内障手術できますか?
糖尿病があっても、白内障手術ができるんですね。 はい。 低侵襲で、安全な日帰り手術が可能です。 しかし、血糖値が高い状態で手術を行うと、糖尿病網膜症の症状が進行する可能性がありますので、血糖値が高い方は術前の網膜症の評価や術後の経過観察が重要です。
白内障の原因は何ですか?
白内障の主な原因は「加齢」だといわれています。 加齢に伴って眼内に老廃物が蓄積すること、また、水晶体の内部が酸化・糖化することなどが原因で、白内障が起こるといわれています。 加齢を原因とする白内障は、ゆっくりと進行します。
白内障とはどんな病気ですか?
白内障とは、目の中のレンズの役割をしている水晶体が濁ってしまい、光が通りにくくなり、見えにくくなる病気です。 主な症状は、ぼやける、かすむ、まぶしい、視界が暗く感じる、視力が落ちる、だぶって見えるなどです。