特養は介護保険サービスの施設であり、介護保険を利用して生活を送ります。一方、養護老人ホームは介護保険サービスの施設ではありません。 養護老人ホームは環境上の理由、経済的理由で困窮した高齢者が、自立した日常生活を送り、社会活動に参加できるようにするための施設です。
なぜ特養は安いのか?
メリットは、特養は公的に運営されていることから、民間運営の 有料老人ホームと比較して費用が安い ことです。 特養は、運用している社会福祉法人などへ国からの助成金や税金面での優遇があるため、居住費などの月額費用は安い価格で入居できます。 そのため人気が高く、入居希望者は数十万人が入居待機しています。
老健とはどんな施設ですか?
介護老人保健施設(老健)とは、 介護を必要とする高齢者の自立を支援し、在宅復帰や在宅療養支援などを行うための施設 です。 長期入院が明けてから自宅へ戻るまでの期間に利用されることが多くなっています。 また、介護老人保健施設(老健)は公的な施設のため介護保険が適用されます。
特別養護老人ホームの目的は?
特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)とは、常時介護を必要とし、在宅での生活が困難な高齢者に対して、生活全般の介護を提供する施設です。 略して「特養」とも呼ばれています。 特別養護老人ホームでは、入浴、排泄、食事などの介護、その他の日常生活の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行います。
特養と老健の違いは?
両者の大きな違いは、特別養護老人ホーム(特養)は介護を受けながら長く生活をする施設で、介護老人保健施設(老健)は介護を受けながらリハビリをして在宅復帰を目指す施設であることです。