てんかん発作の症状の変化や抗てんかん薬の効果による変化は脳波で経時的にみる必要が有るため外来通院では数ヶ月に1回の割合で、入院中なら1ヶ月に1回から2回は検査を行います。
てんかん発作時の脳波は?
てんかん発作は、脳の神経細胞が過剰に興奮することによりおこるため、脳波検査が必須です。 発作時には正常とは異なる大きな電流が流れますが、発作でないときにも特徴的なさまざまな脳波異常が検知できます。 棘のようにとがった棘波や、棘波よりはやや幅の広い鋭波などがあらわれます。 このような脳波を「てんかん波」とよびます。
てんかんの受診タイミングは?
てんかんの患者様であっても、いつもと違う発作、発熱や麻痺などいつもと違う症状を伴っていたり、発作は止まっても意識が戻らないなどの場合は救急車で受診する必要があります。
てんかん 薬何年飲む?
抗てんかん薬をいつ止めるかというのは非常にむずかしい問題で、専門家でも太鼓判はなかなか押せません。 事故の後発作を起こさなければ、ふつうは2~3年くらいを目安に薬を切りますが、発作を実際に起こしてしまったときには、もっと長く飲む必要があります。
脳波検査 どんな時?
脳波とはその電気の波を頭皮上に装着した電極より記録し、大脳の活動状態を調べるものです。 脳波検査では一般的に、てんかんなどの発作性意識障害の鑑別、脳腫瘍や脳梗塞・脳出血などの脳血管障害、頭部外傷などで中枢神経系の異常を疑う場合、薬物等による中毒やそれらに伴う意識障害の時などに行われます。