脳波検査 てんかんは脳の神経細胞の電気的発射によっておきますが、この過剰な発射を脳波検査で記録することができます。 そのため、脳波検査はてんかんの診断のために最も重要な検査です。 脳波検査は診断のみでなく、てんかんの発作型の判定にも役立ちます。
てんかんの脳波の検査は?
脳波検査はてんかんの診断と治療経過の判断に欠くことができない検査です。 てんかん発作の症状の変化や抗てんかん薬の効果による変化は脳波で経時的にみる必要が有るため外来通院では数ヶ月に1回の割合で、入院中なら1ヶ月に1回から2回は検査を行います。
てんかんの検査項目は?
有機酸・アミノ酸・脂肪酸などの先天性代謝異常症はてんかんの原因のひとつであり、血液、尿、髄液などの有機酸分析・アミノ酸分析などが行われます。 てんかんの原因となっている染色体や遺伝子の異常を調べる検査も血液や体液などを用いて行われます。
てんかんは MRI でわかりますか?
通常、てんかんの原因を診断するためにはMRI検査が最も適切な検査とされています。
てんかん発作時の脳波は?
てんかん発作は、脳の神経細胞が過剰に興奮することによりおこるため、脳波検査が必須です。 発作時には正常とは異なる大きな電流が流れますが、発作でないときにも特徴的なさまざまな脳波異常が検知できます。 棘のようにとがった棘波や、棘波よりはやや幅の広い鋭波などがあらわれます。 このような脳波を「てんかん波」とよびます。