体が冷えると、汗腺や排泄器官の働きが鈍くなり、水分や老廃物の排出が滞ります。 それにより、血中の糖分や脂肪分が消費・燃焼されにくくなり、高血糖や脂質異常症につながることがあります。 さらに、かぜなどのウイルスから身を守るために重要な免疫力も下がってしまうことが分かっています。
どうして体が冷えるの?
暑くなると血管を拡げて体温を逃がし、寒くなると血管を縮めて体温を逃がさないようにするのです。 しかし、現代の冷暖房が整った住環境の中では、「暑い」「寒い」の感覚が鈍くなり体温調節の機能がうまく働かなくなってしまいます。 それが毛細血管を収縮させ、冷えの原因となるのです。
冷え性には何が効く?
手足の冷え(冷え性)の改善には、からだを温める食べ物を摂る、適度な運動をすることなどが大切です。 とくに血液の流れを促進する効果などが期待できる「ビタミンE」を摂取することもおすすめです。
末端冷え性 どうしたらいい?
冷たい物、体を冷やす物を控える アイスなどの冷たい食べ物や冷えた食事はなるべく控えましょう。 油を多く含む物、甘い物、夏野菜、南国の食べ物も体を冷やすので、冷えが気になるときは食べ方を工夫します。 飲み物については、甘く冷たいものは特に体を冷やすので注意が必要です。 コーヒーも体を冷やすので飲む量に気を付けましょう。
冷え性 どうしたら治る?
冷えに対して有効なのは適度な運動です。 20分程度のウォーキングやストレッチ、エアロビクス、ホットヨガなどは、冷え対策だけでなく健康増進に役立ちます。 また、腹式呼吸や質の高い睡眠も冷え対策に効果的です。 血流が滞ると冷えにつながりますので、体を締め付ける服や下着は避けましょう。