蹄鉄は蹄の破損を防止し、摩耗を防ぐために用いられる。 野生の馬と異なり、家畜の馬は蹄が弱くて摩耗してしまう(詳しくは後述)。 これを避けるために蹄鉄が考案された。 同様の理由で、ロバや役牛用の蹄鉄もある(牛蹄鉄)。
削蹄 なんのため?
削蹄をする人のことを「削蹄師」といいます。 牛の蹄が伸びたままだと歩きにくくストレスの元となり、怪我や病気になりやすいのです。 ひいては乳量や乳質、繁殖にも影響が出るため、削蹄が必要というわけです。
蹄鉄 どうやってつける?
蹄鉄は蹄の神経の通っていないところに専用の釘で打ち付けます。 神経が通っているところに打てば当然ながら痛い。 馬の脚は中指が進化したもので、蹄の表の固い部分は人間の爪の部分に当たります。 爪の伸びてきた部分を切って見栄えを整えるのと同じく、馬の蹄も切ったり削ったりして整えられます。
装蹄 いつから?
そもそも装蹄という技術は、輸送手段として長距離を歩く馬の蹄が過剰に摩滅するのを防ぐために、およそ2500~2600年前にヨーロッパで発明されたと言われています。
蹄鉄は 競走馬の何?
蹄鉄とは馬の蹄の底に打ち付けるU字型の鉄の金具のことを指します。 競走馬にとって非常に大事な役割を果たす蹄鉄。