褥瘡予防のための体位変換の必要性 褥瘡予防のための体位変換は、骨突出部位の皮膚・組織に加わる外力をなくすこと、あるいは少なくすることを目的として行います。 それによって、外力が持続的に加わる時間を短くします。 それに合わせて、体圧分散寝具を使うことによって、その効果をさらに大きくすることができます。
体位交換 なぜ必要?
定期的に体位を変換することで、褥瘡の予防だけでなく関節の拘縮(こうしゅく)や筋力の低下、末梢血の循環不全、沈下(ちんか)性の肺炎、皮膚表面の免疫力の低下などの予防にもつながります。
体位変換 何時おき?
ガイドラインでは、「基本的に2時間以内の間隔で、体位変換を行うよう勧められる」が「推奨度B」とされています。 その解説として、「適切な体圧分散用具使用環境下では、3時間ごとの体位変換を検討してもよい」となっています。
良肢位 なぜ?
ポジショニングにおける良肢位とは 自力で身体が動かせなくなった場合に、日常生活における支障を最小限に抑える角度のことです。 筋肉や関節にかかる負担が少ないので、関節の可動域の低下を防ぎます。
体位変換 なぜ2時間おき?
褥瘡の予防は 褥瘡の予防と悪化の防止には、原則として1時間半ないし2時間ごとに体位変換をすることが基本です。 体位変換には局所的な同一部位への圧迫を避けるという効果だけでなく、体動による血行の促進なども期待できます。 体位変換時の寝具の移動によって、寝床内の温度、湿度、気流が調整され、皮膚の乾燥が促されます。