体温調節機能が不十分な高齢者や子ども 高齢者は次のような理由で体温のコントロールができにくく、夏バテや熱中症を引き起こしやすい傾向があります。 ●体温調節機能の低下……加齢により汗腺が小さくなり、汗が出にくくなる。 また、皮膚に運ばれる血液量も減少し、放熱作用が弱まることが原因で熱を体内にため込みやすい。
体温調節 できないとどうなる?
風邪 適切な体温調節ができないため体が弱り、風邪などをひきやすくなってしまいます。 ○腹痛・下痢 体が冷えると共に腹部が冷えて、腹痛や下痢を起こしやすくなってしまいます。 ●集中力の低下 体の冷えが気になることで、集中力が低下してしまいます。
体温が低下するとどうなる?
細胞の活動は化学反応であり、体温が低下すれば化学反応の速度も低下し、細胞の機能低下が起こり、体温維持のメカニズムが破綻します。 すると身体全体の温度が低下するので、脳や心臓などの生命維持に必要な身体の中心部の臓器の温度を上げるために、体表の血液が中心部に集中するので、体表温度はさらに下がります。
体温が低いのは何が原因?
筋肉量の減少以外では、運動不足に加えて、エアコン生活によって汗をかきにくい環境であることも低体温の原因と考えられています。 脳の視床下部にある体温中枢を刺激する機会が失われると、体温を調整するための発汗中枢が作動しなくなり、低体温になります。
高齢者 体温調節機能低下 なぜ?
・高齢者は加齢や運動不足により汗腺の機能も低下するため汗の量も少なく、汗をかきにくくなることで体温が調整しづらくなります。 暑さや寒さに適応することが難しくなってしまうので夏は熱中症に、冬は低体温症になりがち。