熱産生・放熱機構の中心は、耳の奥のほうにある脳の「前視床下部」にあり、体内時計が時間の進行とともに設定を変化させる基準値に体温が近づくよう、熱を作ったり、熱を体外に逃がしたりして体温を調節しています。 この2種類の仕組みによって、体温は睡眠と目覚めのリズムを調節し、睡眠もまた体温調節に関わっているのです。 30 авг. 2021 г.
睡眠と体温 なぜ?
眠りに入るときは体温が下がる 夜になると活動量が少なくなるため、体温を上昇させる熱も生まれにくくなります。 また、睡眠に入ると体自身が温度を下げる仕組みになっており、一気に体温が低下します。 睡眠中は代謝が低下して体内で発生する熱が少なくなるため、より体温が下がりやすい状態です。
平熱の違い なぜ?
ヒトの体温には1日のリズムがあり、同じ部位で検温しても、時間帯によって平熱が約1℃の範囲内で変動します(概日リズムといいます)。 眠っているときには、脳の休息のために日中よりも体温が下がります。 深く眠るとより体温が低下するため、1日のうちで早朝が1番体温が低い時間帯です。
なぜ体温は一定なのか?
体温を一定に保つ調節機能が備わっています 酵素が効率よく働く温度の範囲はあまり広くなく、温度が高すぎても低すぎても効率よく代謝を行うことができません。 このため、私たちの体は酵素が働きやすい一定の温度を維持できるようになっています。 このような働きが体温調節です。
体温の日内変動 なぜ?
起床とともに体温が上昇するのは、活動のために体内での熱の産生が活発になるからです。 また、夜になると体温が低くなるのは、翌日に向けてエネルギーを蓄えるため、できるだけ体内での代謝や熱の産生を控えるからです。