鉄剤を開始すると症状が2,3週間で改善し、その後ヘモグロビンが上昇します。 最終的に貯蔵鉄のフェリチンが正常化してきます。 鉄剤はフェロミア(ジェネリックもあります)という飲み薬を1日1~2錠(50mg-100mg)内服して頂きます。
鉄欠乏性貧血どれくらいで回復?
鉄欠乏性貧血は、鉄剤の内服を開始すると急速に貧血は改善していきます。 2週間程度で貧血は改善傾向を示すことが多いため、治療開始1か月以上経過しても自覚症状の改善が無ければ、慢性出血の有無や、鉄欠乏性貧血以外の貧血でないかを確認する必要があります。 鉄剤の内服でヘモグロビンは1-3か月で正常化していきます。
鉄剤 いつまで フェリチン?
フェリチンまで回復させるには、さらに3カ月くらいの鉄剤内服が必要です。 したがって、鉄欠乏性貧血の十分な鉄剤内服期間は半年程度といえます。 治療後も、小魚など鉄分の豊富な食事を摂取しつつ数か月後に貧血の再燃がないかチェックしていくことが大事です。
鉄剤 何日ぐらい?
飲み薬が主で、1日1~2回食前に服用します。 通常2~3週間で症状は改善しますが、ここで治療をやめるとまたすぐに貧血になってしまうのでその後個人差はありますが、数ヶ月飲み続けます。 鉄剤の副作用として、吐き気、胃痛、下痢などの胃腸障害や、まれに発疹がみられることもあります。
フェリチン 何ヶ月?
貯蔵鉄が完全に正常になるまでには3~4か月前後はかかるので、フェリチン値を目安として、治療を続ける必要があります。 状況によっては1年間くらい飲み続けることもあります。