停留精巣とは 停留精巣とは陰嚢(おちんちんの下のふくろ)の中に精巣(睾丸とも呼ぶ)が入ってない状態で、男の子の先天的な異常の中でもっとも頻度の高い疾患です。 予定日で生まれた男の子100人のうち3人ぐらいに認められます。 早産のお子さんでは頻度は高くなります。
停滞精巣の原因は?
停留精巣の原因 停留精巣の正確な原因は不明です。 遺伝的要因や母体要因、環境要因などが、胎児期のホルモンの産生や神経系の成育、体の成育に影響を与え、停留精巣になると考えられています。
停留精巣の症状は?
停留精巣では、陰嚢内に精巣を触れないこと以外に特別な症状はありません。 停留精巣は乳児検診で見つかることがほとんどです。 乳児検診の際、医師は触診で陰嚢内の精巣の有無を診察します。 精巣は正常でも容易に鼠径部に挙がってしまうため、乳児が泣いたりして診察がしづらい場合は注意が必要です。
移動性停留精巣 何科?
停留精巣や移動精巣を正確に診断し、適切な治療を行うためには、 小児外科医や小児泌尿器科医の継続的な診察が必要です。
金玉 いつ 降りてくる?
精巣はお子様がお母様のお腹の中にいる胎児期に徐々に陰嚢に降りてくる臓器です。 妊娠初期は腎臓の下に存在しますが、、妊娠後期(30週前後)には陰嚢内に下降してきます。 そして、妊娠35週頃には陰嚢の下に精巣が固定されるのが通常の発達段階です。 しかし、この精巣の下降が自然に停まってしまう症状が停留精巣です。