統合失調症は回復する病です 統合失調症と聞くと、「精神病棟に強制入院させられる」「普通の会話もできなくなる」「一生治らない」などのイメージを持っている人もまだいるようですが、それは全くの誤解。 多くの統合失調症患者さまは回復し、症状をコントロールしながら、普通に社会生活を送っています。
統合失調症は何年ぐらいで治るか?
回復期前期の期間は短くて半年、長いものになると2、3年かかる場合もあります。 回復期前期の疲弊した状態が、何らかの事情でそれ以上回復しなくなり、長年にわたると、真の陰性症状ということになります。 これが、回復期前期での回復の停滞や固定化です。 ただし、陰性症状は、急性期や回復時臨界期でも見られます。
統合失調症は治るのですか?
統合失調症は、考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続く精神疾患で、その原因は脳の機能にあると考えられています。 約100 人に1 人がかかるといわれており、決して特殊な病気ではありません。 思春期から40歳くらいまでに発病しやすい病気です。 薬や精神科リハビリテーションなどの治療によって回復することができます。
統合失調症 何が辛い?
上位3つをみてみると、1位「不安や孤独を感じる」(169人)、2位「薬に関する問題(多剤投与/副作用など)」(136人)、3位「身体的な症状(だるい、眠い、気力が続かないなど)」(109人)となっています。 また、「自分がだめな人間だと思ってしまう」と回答した方も99人と、上位3件についで多い結果となりました。
統合失調症の回復率は?
統合失調症に罹患し、初回の入院の後5年間に、回復もしくは軽度の症状は残っていても、会話や作業能力には問題なく安定した生活を続けている人は、20年前には50%であったものが最近の報告によると約70%になっています。